授業

行動主義

行動主義とは何度も何度も繰り返していくことで学習効果が上がっていく考え方です。 例えば学習ドリルなどがこの形式であるといえます。。

基本的なメカニズム-
  • 試験問題の提示 (刺激)
  • 受験者による回答の提示 (反応)
  • 添削等で評価 (強化)

ここでは、反応に対するフィードバックはすぐに与えられなければ ならなず、これを「即時フィードバックの原理」、また、 難易度が少しずつあがっていく事を「スモールステップの原理」と呼びます。 つまり、受験者が回答(反応)を返したら、即時にフィードバックを行う 事で、刺激と反応の組み合わせが脳内に蓄積される。

この考え方の代表的な例が、スキナー(ハーバード大)の プログラム学習 というもので、これを行う方法として、ティーチングマシンを開発しました。

認知主義

認知主義を一言でいてしまえば、人間の記憶の仕組みをコンピューターに なぞらえた物です。

コンピューターは、↓このようにして情報を蓄えていきます。
  • 1.キーボード等からの入力
  • 2.メモリーに一時的に情報を保管
  • 3.CPUでの演算
  • 4.ハードディスク等のメディアに長期保管

(情報は全部ハードデスクに保管されるわけでなく、取捨選択されて 必要なものを長期保管する。)

この考え方を人間に当てはめてみて
  • 1.感覚器官(目とか手)からの入力
  • 2.短期記憶領域で記憶を保管   (この短期記憶領域を作業記憶やワーキングメモリーともいいます。)
  • 3.頭の中で処理
  • 4.長期記憶に蓄える

というように考えます。そして、2.の短期記憶の容量は少なく比較的簡単に 限界に達します。物事を覚えておくには長期記憶に格納しなければならないのですが、 その為には、情報を何度も繰り返したり、意味の似ているものをまとめる(体制化)が 重要だ、としています。

このような考え方がある程度実験で確かめられ、 人間の記憶の仕組みを説明するのに役立ったようです。

で、ここがポイントですが、行動主義と認知主義の異なる点ですが、行動主義の場合、 刺激と反応とフィードバックのみで記憶の説明をした訳です。その考え方だと、 繰り返し学習すれば何でも、いくらでも頭に入ってくるわけですが、どうもそうじゃないぞ、と。人間の頭の中では、様々に情報を加工して構成しているのだ、と、そういう事のようです。

なんだか分かり難くなりましたが、これも巷ではよく言われている手法でありまして、 例えば歴史の暗記ものをする際に、ある事柄を単独で暗記するのではなく、前後の事柄を 踏まえて、大きな歴史の流れの中で捉えるようにするとか、 数学の公式を覚えるに当たって公式のみを暗記するのではなくて、公式の導き方や 裏にある考えを抑えておくとか、英語学習の際に、文法・発音をひっくるめておぼえるとか、 いちいち上げると切が無いくらい、普通に現場で応用されている考え方といえます。


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Last-modified: 2013-01-09 (水) 10:07:16 (1990d)